谷戸沢処分場の「自然共生サイト」認定について
自然共生サイトとは

生物多様性の損失を止め、反転させるネイチャーポジティブの実現に向けた取組として、「地域における生物の多様性の増進のための活動の促進等に関する法律」に基づき、企業の森や里地里山、都市の緑地など民間の取組等による生物多様性を増進する活動計画を国が認定する制度です。認定された活動の実施区域を「自然共生サイト」と呼びます。

谷戸沢処分場に認められた4つの価値

谷戸沢処分場の「自然共生サイト」認定にあたり、評価された4つの価値をご紹介します。

1.里地里山といった二次的な自然環境に特徴的な生態系が存する場

周辺のコナラ林などの樹林、埋立跡地のススキ草地、清流復活用貯水池や水路を含めた水辺環境がまとまっていることにより、これらの里山的環境を好む動植物が多く確認されています。

▲ススキ草地

2.生態系サービスの提供の場であって、在来種を中心とした多様な動植物からなる健全な生態系が存する場

樹林と草地を行き来するタヌキなど、里山の在来種が多く暮らしています。多摩地域の方々を対象とした見学会では、日の出町の豊かな自然を実感し、里山の生き物を観察できる機会を提供しています

▲タヌキ

3.希少な動植物が生息生育している場あるいは生息生育している可能性が高い場

里山の生き物を中心に、100種以上の絶滅危惧種が確認されています。昔からこの地で生息生育してきた種のほか、里山的自然環境の再生にともない戻ってきた種、新たに入ってきた種も含まれます。

▲ミゾコウジュ 東京都レッドリスト絶滅危惧ⅠB類(西多摩)

4.越冬、休息、繁殖、採餌、移動(渡り)など、動物の生活史にとって重要な場

水辺にはトウキョウサンショウウオ、ヘイケボタルなどが繁殖し、ススキ草地にはカヤネズミ、ホオジロなどが繁殖しています。周辺には少なくなったこれらの環境が谷戸沢処分場では維持されています。

▲トウキョウサンショウウオ

生物多様性見える化マップについて

環境省のホームページにて公開されている「生物多様性見える化マップ」では、全国の「自然共生サイト」や生物多様性保全上効果的な場所について確認することができます。また、各自然共生サイトでの活動や取組状況についても確認することができます。

谷戸沢処分場における活動や取組の状況はこちら(環境省ホームページに移動します)