日の出町二ツ塚廃棄物広域処分場における分割埋立の実施について

日の出町二ツ塚廃棄物広域処分場における分割埋立の実施について

東京都三多摩地域廃棄物広域処分組合
事務局長 松田二郎

日頃より、当組合の事業にご理解とご支援をいただきありがとうございます。  当組合では、リサイクルの推進と処分場の有効活用等を目的とする焼却残さの処理(資源化)施設であるエコセメント事業を推進しているところです。  さらに、エコセメント化施設が稼働するまでの期間に埋め立てる焼却残さについても、掘り起こしを行い同施設を利用して資源化していく計画です。  現在、二ツ塚処分場では、焼却残さと不燃ごみを一緒に混ぜて埋め立てる「混合埋立」を行っていますが、埋め立てられた焼却残さを効率的に掘り起し、エコセメント原料として利用するためには、焼却残さと不燃ごみの埋立エリアを分けて埋め立てる「分割埋立」を行う必要があります。  そこで、当組合では、平成10年11月から平成12年3月にかけて谷戸沢処分場内で実施した分割埋立フィールド実験の結果を踏まえ、分割埋立方法等の検討を行ってきました。  その結果、平成12年9月4日より第1期埋立区域内で「分割埋立」を開始することが可能となり、下記のとおり実施することとしました。

  1. 分割埋立実施予定期間
    平成12年9月4日~平成15年3月末(第1期埋立区域内)
    平成15年4月  ~平成17年3月末(第2期埋立区域内)
    なお、エコセメント化施設稼働開始後(平成17年4月予定)からは、焼却残さは全量エコセメント化施設に搬入されるため、不燃ごみのみの埋立になります。
  2. 分割埋立開始後の処分場内分割埋立場所
    第1期埋立区域については、別図に示す分割想定ライン(振分土堰堤設置予定箇所)を境に、西側(1-1区画堤側)は不燃ごみ、東側(先行埋立部)は焼却残さを、また、第2期埋立区域については、分割想定ラインを境に南西側は不燃ごみ、北東側は焼却残さをそれぞれ埋め立てることになります。

別図:分割埋立概要図

  1. 掘り起こし開始時期
    エコセメント化施設稼働後(平成17年4月予定)は、焼却残さを掘り起こすことになります。